校長先生のお話 5月2日

緑の美しい季節になりました。
皆さんは明日からの連休をとても楽しみにしていることでしょう。
ところで、皆さんは何日が何の日かすぐに答えることができますか?
言い換えれば、なぜ祝日とされているか知っていますか?
5月3日は憲法記念日、4日はみどりの日、5日は子供の日とそれぞれ意味のある日になっています。そして私たちには考えさせられることがいくつもあります。

まず、憲法記念日ですが、憲法についての基礎的なことがらは、中学校3年生以上ならみんな知っていることと思います。第9条の「平和主義」については、現在いろいろと議論されています。私たちは平和主義をどのように解釈し、どう理解していくのか、そしてこの国がどの方向に進んでいくのか?一人ひとりの問題として真剣に考えていく必要があります。
特に修学旅行で海外に行く中3、高2の皆さんは、戦前・戦後をとおして日本がどのように変わり、その中で憲法がどのような役割を果たしてきたのかをもう一度学習して、自分の考えをもって他国の若者たちと交流して欲しいと願っています。

緑の日は、自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむことを目的に制定されました。美しい自然に恵まれている萩に住んでいると、それが当たり前となって、
そのありがたさになかなか気づきません。世界に目を向けてみると、環境破壊で苦しんでいる人々がたくさんいます。私たちに大きなことはできませんが、連休中に各家庭で花や野菜の苗を植えるなどして、自然に関心をもつことから始めてみましょう。

また、子どもの日には、少子化の問題や児童虐待・いじめ問題などについて考える必要があります。子どもと大人がこのことについて真剣に考え、明るい未来を築く努力を根気強く行わなければいけません。ここ数年、町の中で鯉のぼりを見かけることが少なくなったのは少子化のせいでしょうか?しかし、今年はプロ野球の広島カープが好調で、セリーグの首位を走っています。今年はたくさんの鯉のぼりが見れそうで、なんだか何かうれしい気持ちにもなります。

さて、今月の学院の目標は「かかわり」です。憲法について考えることは社会とのかかわり、環境について考えることは自然とのかかわり、子供の日には友達とのかかわりについて考えることができます。特に人とのかかわりは、自分が傷ついたり、相手を傷つけたりすることもあります。でもかかわることから逃げていたら、いつまでもお互いに理解することができません。勇気をもってコミュニケーションをとることによって、友達・家族・クラスでの良い関係づくりができていきます。

カトリックでは5月を聖母マリアをたたえる月としています。今日の夜から明日にかけて津和野で乙女峠の巡礼もあり、本校からも6名の生徒が参加します。聖母マリアが私たちに人とどのようにかかわることを望まれているか考えながら、5月を過ごしてみましょう。