校長先生のお話 6月6日(金)

 先週末に行われた高校総体。運動部の皆さんの活躍は、各顧問の先生から聞くことができました。最終的には試合に負けてしまっても、あきらめることなく最後まで健闘したこと、その姿から皆さんの成長した姿が見られたことなど、良い報告ばかりでした。特に3年生は、3年間の集大成の大会でした。試合に勝つか負けるかではなく、3年間の厳しい練習を乗り越えたこと、つらくてやめたいと思っても、自分の心に打ち勝ったことに拍手をおくりたいと思います。

 さて、今月の学院のテーマは「ゆるし」です。
 4月の目標の「出会い」、5月の「かかわり」に次いで、今月の「ゆるし」、この3つには深い関係があります。出会いがなければ、かかわりは生まれません。そして、かかわりのないところには、許すことも、許されることも必要ありません。

 新学期から2か月たって、生活に慣れてくると、緊張感が薄れ、次第にわがままが出てきている人もいるでしょう。慣れることは、親しみも増しますが、同時に自分の思いどおりにならない不平や不満が出てきます。

 本当に良いかかわりができている人同士は、自分の思いどおりにならなかったり、気になったりしたことについて、相手と話しをして確認することができます。しかし私たちは時に、良いかかわりを行うことができません。自分が傷つきたくないために、憶測で人を判断し、誤解を招いてしまうからです。そしてそれを正当化するために仲間をつくって、人を攻撃してしまいます。私たちはそれほど強くないし、誰でも間違いを犯します。そして、友達の何気ない一言にも傷つく弱さも持っています。それにもかかわらず、他人の間違いや失敗には敏感で、自分にはとても寛大です。

 今まで、家族をはじめ、たくさんの人から許され、我慢してきてもらったことを思い出してみましょう。そうすれば、私たちは、逆に自分に厳しく、人に寛大な心を持つことの方が大事だと気づくはずです。

 これには勇気がいります。素直さがいります。先生方や友達をごまかしても自分の心に嘘をつくことはできません。傷つくことばかりを恐れないで、他者とかかわり、勇気あるたくましい人になるよう、日々努力していきましょう。

 今月は、インドネシアの留学生との交流会、文化祭などの行事もあります。皆さんの力を結集して充実した月にしていきましょう。