心の持ち方 12月19日(金)

2学期終業式 校長先生のお話


 


 いよいよ今年も残りわずかとなりました。中3・高3の受験を控えている皆さんは、今、全力で受験勉強に頑張っていることと思います。すべてはこれからの一ケ月にかかっています。しっかりと努力してください。
 全校生徒の皆さんは、その都度朝礼でも話してきましたが、今学期は、体育祭・開校記念日でのハレルヤコーラス・バザーでの活動・昨日のキャロルコンクール等、本当に立派な姿を見せてくれました。皆さんは真剣になって一生懸命取組めば、とても素晴らしい力を発揮する生徒たちです。自信を持って日々を過ごして欲しいと思います。
 さて、この一年を振り返ると、皆それぞれに目標を持って臨んだ一年であったと思います。うまくできたところもあれば、そうでないところもあったと思いまが、私は『うまく行く、行かない』は、気持ちの持ち方次第だと思います。「敦煌」や「風林火山」などを書いた有名な小説家である井上靖さんの言葉に「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。」というものがあります。「~がないからできない」「~は~誰だれのせいだ」何かにつけて愚痴や不満ばかり言う人がいます。もちろん、不満は誰にでもあるものです。しかし、不満や文句ばかり言い続けて成功した人はいません。努力不足による力不足を正当化するために、他人を責めるのが不満であり、愚痴の大部分です。不満ばかり言ってモチベーションが上がるはずがありませし、モチベーションが上がらなければ努力もできません。不満は自分のためにもよくないし、周囲にもいい感じを与えません。
 逆に希望を語る人はどうでしょう。希望を語る時は、たいていの場合、それに近づこうと努力をしています。希望がやる気を、やる気が努力を引き出すのです。そして努力しているときは意外と不満は言わないものです。また周囲の受ける好感度も違います。不満は言ってもさっと切り上げ、前向きになれる人は好かれ、尊敬されます。言い換えると「希望を語る人は努力をし、人にも好かれる」「不満を語る人は怠け、人にも好かれない。」と言えるのではないでしょうか。さて皆さんはどうですか?不満ばかり言ってはいませんか?私は中学生・高校生の皆さんだからこそ、先を見つめながら明るい希望をたくさん語って欲しいと思います。
 この一年、言い訳ばかりをしたり、文句ばかりを言ったりして素直になれなかった人、逃げてばかりいた人。その時は楽かもしれませんが、皆さんの素晴らしい才能を自分で消していることに気づいて下さい。ぜひ1年の締めくくりを機会に自分の心の持ち方を振り返ってほしいと思います。心の持ち方を客観的に認識し、軌道修正できることは人間の成長に最も大切なことだと思います。自分の心の持ち方を見直すことを今年最後のお願いにしたいと思います。
 これから冬休み、宿題も課題もたくさんあると思います。しかし、「できない」とか「なんで?」とか不満のみを持つのではなく、「やればできる」と前向きな姿勢で臨んで欲しいと思います。再度言いますが「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。」保護者懇談では、担任の先生から皆さんの現状と一年の総括を含めた指導があったと思います。それを謙虚に受け止め、今、自分に何が必要なのかをよく考え、粘り強く実行してほしいと期待しています。
 有意義な冬休みになることを願っています。