しなやかな心 4月17日(金)

 先日Yahoo!を見ていて、ある記事にびっくりしました。「ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた」という記事です。読んだ人もいるかもしれません。ジャポニカ学習帳は表紙に花や昆虫の写真が載っているノートで、教科や学年に合わせて約50種類が販売されています。皆さんも小学校の時に使ったことがあるでしょう。このノートの昆虫の写真が、だんだん数が少なくなり、2012年には完全に姿を消し、花の写真だけになってしまったというのです。発売元の「ショウワノート」のホームページを見てみると、確かに花の写真だけになっています。でも、私が驚いたのはその理由です。その理由は、「娘が昆虫写真が嫌でノートを持てないと言っている」といったような保護者や教師からの意見が寄せられたからだと言います。保護者が言うのはまだ分かる気もしますが、学校の先生がこんなことを言うとは信じられません。それほど多い意見ではなかったそうですが、その会社では「一人でも嫌だと感じる人がいるのであればやめよう」となったそうです。なら、「花の写真が気持ち悪い」と誰かが言えば、花の写真もやめるのでしょうか。このような少人数の意見の陰に、このノートの昆虫や花の写真を好きな人が何百倍もいるはずです。気持ち悪いと思ったら別のノートを買えば良いだけのことです。そんな理由で昆虫の写真がなくなったというのは、本当に残念なことです。
 私たちの生活は心地よいことばかりではありません。不快なことやおもしろくないことがたくさんあります。でも、それらを昆虫の写真のようになくしてしまうことがよい解決方法なのでしょうか。自分の嫌なことを受け入れたり、または上手にそれを気にせず流したりする、しなやかな心が大切だと思います。皆さんは嫌なことがあったときどのように対処しますか。考えてみてください。