今月のテーマ「許し」6月5日(金)

 新年度になって初めての中間テストの結果はどうでしたか?結果は皆さんの勉強への姿勢のあらわれです。頑張った結果が出て満足している人、まあまあの結果でホッとしている人、今回は失敗したと思っている人など、いろいろだと思います。 学習にはこれで十分という限度はありません。また勉強はある意味で孤独な戦いです。その結果も自分で受け止めなければなりませんし、この結果が大きく自分の将来に影響していきます。先生方は皆さんの学習意欲に十分に答え、共に学んでいく準備ができていますので、もっと質問したり、確認したりして意欲的に学習し、次の期末テストに向けて計画的に学んでいってください。

 さて、週末に行われた高校総体。各運動部の皆さんの活躍は、顧問の先生から報告を受けました。最終的に試合に負けてしまっても、あきらめることなく最後まで健闘したこと、その姿から皆さんの成長した姿が見られたことなど、良い報告ばかりでした。特に3年生は、3年間の集大成の大会でした。試合に勝つか負けるかではなく、3年間の厳しい練習を乗り越えたこと、つらくてやめたいと思っても、自分の心に打ち勝ったことに拍手をおくりたいと思います。この経験は社会に出た後の皆さんにとって大きな力になるはずです。今後は3年生の姿を見てきた後輩たちが、さらに活躍してくれることでしょう。

 今月の学院のテーマは「ゆるし」です。
 4月の目標の「出会い」、5月の「かかわり」に次いで、今月の「ゆるし」、この3つには深い関係があります。出会いがなければ、かかわりは生まれません。そして、かかわりのないところには、許すことも、許されることも必要ありません。先月のテーマ「かかわり」で自分とそして相手としっかり向き合うことができた時、「ゆるし」という次の段階に入っていきます。

 新学期から2か月たって、生活に慣れてくると、緊張感が薄れ、次第にわがままが出てきている人もいるでしょう。慣れることは、親しみも増しますが、同時に自分の思いどおりにならないことへの不平や不満が出てきます。私たち人間は、他人の失敗や間違いには厳しく敏感ですが、自分の弱さや過ちには非常に寛大です。許し許されるという行為は、そういう弱い私たちにとっては、とてもありがたいことです。私たちが生まれて今まで、家族をはじめ、たくさんの人から許され、我慢してきてもらったことを思い出してみましょう。そうすれば、私たちは、逆に自分に厳しく、人に寛大な心を持つことの方が大事だと気づくはずです。
 そして、許されるためには失敗の事実をありのまま認める謙虚さと謝罪する勇気が必要なこともわかると思います。

 今月は、許し許されることの素晴らしさと難しさを学ぶ月にしていきましょう。