さまざまな角度から 6月12日(金)

 皆さんは、毎週金曜日の先生たちからの話をどのように聞いていますか?今週はどの先生だろう?と楽しみにしている人、話の内容を自分に置きかえて聞いている人、ひょっとしたらぼーっと別のことを考えている人もいるかもしれません。私が学生だった頃は、校長先生が毎週金曜日に話をされていました。
 毎年6月になると、当時の校長先生だったSr. 三原が話された話を今でも思い出します。『6月は雨ばかりで私たちは憂鬱になりがちです。しかし、私たち人間にとっては憂鬱な雨でも、植物からみたら恵みの雨で、命の源となるものです。雨はなくてはならないものなのです。このように物事を別の角度からみたら、悪い面ばかりではなく、そのものの良い面をみつけることができます。』という内容でした。私はこの話を聞いて以来、雨の日に、「雨イヤだなー。」と思わず口にすることもありますが、「あっ、この雨は植物にとっては恵みの雨だった!雨は必要なものなんだ。」と思い出し、雨に対する憂鬱感を軽減することができるようになりました。
 私たちがもし、人に対して、あるいは物事に対して、一つの方向からしか関わられておらず、マイナスのイメージを持っていたら、そのマイナスのイメージをぬぐうことはできません。そして、その人やその物事との関わりは楽しくないはずです。しかし、別の角度からその人やその物事をみてみると、必ず良い面をみつけることができます。例えば、友だち。友だちの嫌な面を一度見てしまうと、嫌な面ばかりが見えてしまいがちです。しかし、その友だちがあなたを助けてくれたことはありませんか?あなたの力になってくれたことはありませんか?その友だちが何か良いことをしている姿を見たことはありませんか?このように別の角度からその友だちのことを考えると、その友だちの良い面はたくさんあるはずです。このように考えられると、その友だちとの楽しくなかった関わりが、楽しく充実したものへと変わるでしょう。これは人との関わりだけではなく、皆さんが面倒だなぁと思っているかもしれない、勉強や部活動、学校行事などにも通じることだと思います。
 皆さんの人生をより豊かに、より充実させるために、一方向からだけではなく、さまざまな角度から、目の前にいる人や今取り組んでいること、周りで起こっている出来事などを考えられる人になってほしいと思います。Sr. 三原の話をこれからも忘れずに、私もさまざまな角度から物事を考えられる人でありたいと思います。