実りの秋に 10月23日(金)

 私は、今年の春から水連鉢でメダカを飼っています。メダカは漢字で「目が高い」と書きますがその名前の由来は、目が大きく、頭の上端から飛び出していることからきています。日本や台湾、朝鮮半島、中国などの東アジアに分布し、4~30℃くらいで生息します。日本では本州~沖縄にかけて分布し、飼育が簡単なので、江戸時代から観賞魚として飼われるようになりました。そして、来日したシーボルトによって、1823年にヨーロッパに紹介されました。野生種の黒メダカ以外に、色素の欠損により生じた、黒色素のない緋メダカや、黒・黄色の色素のない白メダカ、黄色素がない青メダカ、全色素がなく脳や内臓まで透けて見える透明メダカなどが知られています。最近は、発光クラゲの遺伝子を導入した発光する遺伝子組換えメダカまでつくられています。
 メダカの寿命は1年数か月といわれていますが、わが家のメダカは暑い夏の頃から数が減って行き、朝夕冷え込む頃になると、ついに1匹になりました。このまま全滅かなと思って、水草をかき混ぜてみると、小さな針のような赤ちゃんメダカがわっと出てきてびっくりしました。プランターの中でも、金魚草やノースポールの小さな子どもたちが、知らない間に芽を出していました。親は消えても、次の子どもへと命は続いていくのだなと思い、少し感動しました。命はこのように愛おしいものです。
 今は秋真っ盛りです。季節は実りの秋、収穫の秋を迎えています。皆さんはこの1年で、自分の中に実ったものがありますか。収穫できるものがあるでしょうか。静かに自分をみつめてみましょう。