中学校卒業式 3月12日(土)


校長式辞
 日一日と暖かさが増し、校舎の窓から入る風に、春の薫りが感じられる頃となりました。卒業という別れの日を迎える寂しさのうちにも、自然界は忘れることなく、私たちに希望の春を届けてくれています。
 三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 また、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。本日、中学校卒業という、大きな節目の日を迎えるにあたってのお喜びは、ひとしおかと思います。心からお祝いを申し上げます。また、三年間にわたり、本校の教育活動のために、温かいご支援とご協力をいただきましたこと、教職員を代表し、改めてお礼申し上げます。
 さて、卒業生の皆さん、皆さんは今日、九年間の義務教育課程を終えられました。今皆さんは、中学校生活を終えた充実感と、新たな高校生活への希望に溢れていることでしょう。
 入学したての頃は、まだあどけなさの中にも、中学生になったという自信と少しの不安が混じった姿でした。しかし、今の皆さんは、一人ひとりが大きく成長し、立派な姿として、私には映っています。それを特に感じることができたのは、二月に行われたスキー体験学習でのことでした。元気な一年生が、大声をあげながら、初めてのスキーに悪戦苦闘している横を、黙々と、そして着実に滑っている姿は、さすが最上級生でした。また、ゲレンデやリフトの上でも、一・二年生に積極的に話しかけていました。「先輩方が声をかけてくださって嬉しかった」と喜んでいた生徒もいました。年に一度の体験でしたが、限られた時間の中で、皆さんがどんどん成長していく姿を見られたことは、私にとっても本当に嬉しいことでした。
 ○○。パソコンが大好きで、歌声がきれいでした。もっともっとたくさん話しができるとよかった。あなたの大きな歌声はとてもきれいでした。
 ○○。幼稚園実習の時、子どもたちに囲まれながら見せた笑顔はとても素敵でした。雨の日も自転車で通学する姿は、たくましくもありました。これからは、自分の持っている力を信じて、より多くの人と関わりを持ってください。
 ○○。校友会会長として、中学校そしてクラスのまとめ役として頑張りました。たくさんのことに興味があり、チャレンジしたい気持ちもありながら、できるだけ目立たないようにしていたと思います。高校では周りの目を気にせず、あなたらしく活躍してください。
 ○○。言葉遣いが丁寧で、優しい心の持ち主です。今年のスキー体験学習でのあなたの目標は、上級者コースを滑ることでした。たった三回のスキー体験で、とても安定した滑りをすることができました。これからは、もっと自分に自信をもって、多くのことにチャレンジしてください。
 ○○。ムードメーカーとして多くの笑いを誘い、和やかな雰囲気をつくってくれました。受検前の面接練習で、あなたのことをたくさん知ることができました。オリジナリティー溢れるすばらしい建物を設計する建築家になってください。
 皆さんのクラスは、どちらかというと口数も少なく、何ごとにも静かに黙々と取り組むクラスでした。一・二年生にとって、男子は、先輩後輩の枠を超え、仲間としてかかわることができ、女子は、みんなを陰から見守り、そっと手を差しのべてくれる、そんな先輩だったと思います。そして、特にこの一年間は、縁の下の力持ち的な存在として中学校を支えてくれました。決して目立つクラスではありませんでしたが、この学院にとって大きな力となっていたことは、先生方をはじめ、在校生もみんな気づいていました。本当にありがとう。
 今日、中学校を卒業し、義務教育を終えた皆さんは、いよいよ次のステージに進みます。
 光塩中学校では、「世の光、地の塩」の建学の精神のもと、豊かな心を育み、スピーチコンテストやサイパンへの修学旅行、バザーなど多くの学校行事をとおして、他者とのかかわりと広い視野で物事を見ること、考えること、そして判断して行動することを学んできました。これからは、今皆さんが持っている良さを保ちながら、さらに新しい力を身につけて成長していかなければなりません。皆さんが、「自分の周りに喜びと光をまく」ことができる人になるためには、「思っている」「考えている」だけではなく、それを表現し、行動することが大切です。高校という次のステージで、それを実行することができれば、さらに大きな「喜びと光をまく人」になれると、私は確信しています。
ある人は言っています。
 『じっくり考えろ。しかし、行動する時が来たなら、考えるのをやめて、進め。』
卒業生の皆さん、明日から、また力強い大きな一歩を歩みだしてください。
 これからの皆さんの新たな出会いと、萩光塩学院の卒業生として立派に活躍されることを祈念し、お祝いの言葉といたします