入学式 4月8日(金)

 緑豊かな山々と青く輝く海に囲まれた萩の地に、暖かな日差しが心地よい春がやってきました。 中学校、高等学校に入学された皆さん、ご入学おめでとうございます。また、保護者の皆様にも、お子様のご入学を心からお祝い申し上げます。  さて、新入生の皆さん、皆さんは、今どんな中学校生活、高校生活を思い描いていますか。大きな期待や希望に胸を膨らませながらも、新しい環境・新しい友達とのかかわりに、ある種の不安も感じていることでしょう。しかし、心配しないでください。私たち、萩光塩学院の在校生、教職員は皆、今日の入学式を心待ちにし、これからの皆さんの学校生活を充実したものにするため、一生懸命、準備してきました。ですから、先ほど、新入生代表が宣誓してくださったように、これからの三年間、思う存分自分の目標に向かって進み、大きく成長していってください。 萩光塩学院では、皆さん一人ひとりを「かけがえのない存在」として保護者の方からお預かりしました。「かけがえのない存在」というのは、他の誰とも同じではない、ただ一人の大切な存在ということです。まずは、そんな自分を大切にしてください。そして、そこから、「自分がどう生きるべきか」を、将来の夢や希望にあわせて見つけていってください。 先ほど読まれた『あなたたちは世の光です。あなたたちは地の塩です。』という聖書の言葉は、神から私達人間への、限りない期待と信頼をあらわした言葉です。皆さんが、「世の光・地の塩」という本校の建学の精神に沿って、「自分の周りに喜びと光をまく人」として、豊かな心を養い、将来、社会に貢献できる人となるよう卒業まで共に歩んでいきましょう。  これから中学生・高校生として、自分らしく生きていくためには、毎日の積み重ねが必要です。そして、「世の光・地の塩」として生きていくためには、広い視野で物事を見る力が必要です。「今ここで何をすべきか」「何をしてはいけないか」を判断して、自分自身をしっかり見つめていきましょう。皆さんが、これからの学院生活の中で、いつもこのことを心がけ、自分に問いかけながら、前向きな姿勢で学習や部活動に励み、そしてすばらしい友情を育んでいくことを期待しています。また、毎日の生活の中でも、自分を奮い立たせていく、チャレンジ精神を持つことも忘れないでください。そして、自分の成長を確かめながら、現代の厳しい社会状況の中にあっても、学ぶことのできる幸せと、家族への感謝の心も忘れないでください。このような気持ちで萩光塩学院での生活を始めていって欲しいと願っています。 先日の入学説明会の時にもお知らせしましたが、今年度、円型校舎を建て替えます。円型校舎は今から六十二年前、本校の設立母体であるメルセス会を中心に、国内外のたくさんの姉妹校の協力によって建てられたものです。老朽化が進んだ近年でも、全国的に珍しい建物だということ、そして萩光塩学院のシンボルであったことで建て替えを惜しむ声もありました。今日入学された皆さんは、この校舎で学ぶ最後の生徒になります。ほんの少しの期間ですが、これまでの多くの先輩と姉妹校の方々の思いを感じながら、学院生活を楽しんでください。そして、この校舎の思い出を、学院の精神と共に、後輩たちに語り継いで欲しいと願っています。 保護者の皆様、今日から皆様方の大切なお子様をお預かりすることになりました。大変嬉しく思うと同時に、非常に大きな責任も感じています。我が校の建学の精神に基づいて、一人ひとりの生徒に秘められている力が、十分に発揮され、立派に成長できるよう、私たち教職員も、全力を尽くしてまいります。いろいろとご協力をお願いすることもあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 最後になりましたが、新入生の皆さん、学校の中心は生徒です。今日から皆さんが、この萩光塩学院の主役です。皆さんの力でこの学院に新しい風を吹き込み、先輩方と共に、良き伝統を築いていってください。皆さんのこれからの成長と活躍を祈って、お祝いの言葉とさせていただきます。