1学期終業式 7月15日(金)

 今日で1学期の学習が終わります。皆さんにとってどんな1学期だったでしょうか。
 今学期は新入生歓迎会、メルセス会の副総長歓迎会、保護者総会、高校総体、文化祭など、次々と行事がありました。その合間に課題テストや中間・期末テスト、模擬試験があり、みなさんにとっては忙しく、中身の詰まった4カ月だったのではないでしょうか。正直「しんどい」とか「もう無理」と思ったこともあったかもしれません。でも、それを何とか乗り越えながら成長していくのだと思います。中学・高校の三年間というのは成長期の真っただ中で、様々な事で悩みます。特に人間関係や友人関係で自分が嫌いになったり、周りの人が怖くなったりすることは、この時期特有のものだとも思います。自分中心の子どもの世界観から、周りの人のことを考えられる大人の世界観へと変化する中で経験することです。悩んだりすることは、ごく当たり前の正常なことだという事を知っておいて下さい。その上で大事なことは、それをどう乗り越えるかということです。何かに夢中になって悩みを忘れるというのも一つの方法かもしれません。しかし、私が皆さんに勧めたいのは『世界を広げる』ということです。決してどこかへ出かけろという意味ではありません。『自分の思考の世界を広げる』ということです。自分とは違うものの見方、自分とは違う価値観、自分とは違う世界に触れることによって、自分の思考の世界を広げて欲しいと思います。それには経験を積んだ年長者とたくさん話すことと本を読むことが大切だと思います。夏休みは、授業のある時よりも少し時間が自由になります。是非、たくさんの人と話したり、本を読んだりして、思考の世界を広げて下さい。
 もう一つ、この夏休み期間中に、皆さんに意識して身につけて欲しいものがあります。
それは、「想像力=イマジネーション」です。学習面・生活面・人間関係等すべての面で、「自分がこういう行動を取ればこうなる」と想像して、自分の言動をコントロールできる人になってください。想像力をもち、それを駆使して人間は文明を発展させてきました。しかし、最近の様々な事件やトラブルを見ていると、「想像力の欠如」を感じます。「自分が何かをするとき、それが周りにどんな影響を与えるか」「相手がいるなら、それを相手はどう受け止めるだろうか」と考えて行動できるようになることが、一人前の大人になる条件だと思います。学ぶという事も同じです。教えられたことをそのまま受け入れるだけでなく、自分の想像力を働かせ、自分にとって生きた知識にしていくことが大切です。時々「この教科をやって何の役にたつのか」とか「どうせ使わないから勉強する必要がない」という人がいますが、それこそ想像力の欠如だと思います。今の段階で、これはいらないと決められる方が不思議です。その教科の、その学びを、活かすも無駄にするのも、その人次第です。
 昨晩、夏休みを前に我が家の中学生の娘が「お父さん、夏休みは海・プール、海・プールで、遊びまくる!宿題なしにしてくれ。」と言いました。皆さんどう思いますか?理想的な夏休みですよね。そんな夏休みがあったら、夢のようですね。ただ、想像してみてください。夏休みが終わった後のこと、自分の将来にとってそれが本当に良いことなのか。私は、皆さんに、想像力を駆使して、全ての学びを自分の成長への糧として欲しい。そう願っています。


 中学生も高校生も、夏休みが終われば3年生はいよいよ進路が決定していきます。夏休みのうちにしっかり基礎を固めておいてください。2年生は、部活動・委員会活動などこれから学校の中心になっていきます。先輩に教えてもらえることは、今のうちにしっかり教えてもらっておいてください。1年生は自分の進路目標を固める時期です。この夏は自分の将来について考え、必要な情報収集の時間としてください。
 物事は適当に取り組めば、適当な成果しか返ってきません。「どうせやるなら…」「どうせ時間をかけるなら…」と自分の力になるように取り組んでください。
 新学期には、一回り成長した皆さんに会えることを楽しみにしています。