11月1日は 10月28日(金)

 10月も終わりの日が近づき、11月がすぐそこまで来ています。皆さんは11月1日が何の日か知っていますか? 皆さんにとっては、開校記念日という答えが一番にあがるかもしれません。
 11月1日は「古典の日」でもあります。有名な古典作品『源氏物語』についての記述が初めて見られるのが11月1日だということから提案されました。およそ千年前に書かれたものを今読むことができるというのは、不思議ですてきなことだと思います。それほど昔のものが今も残っているというのは、作品にそれだけの魅力があるから、それだけ大切に読み継がれてきたからなのだと思います。「古典」と聞くと難しく思う人もいるかもしれませんが、中には共感する部分や心に響く箇所があるはずです。昔の人たちがどのような時を過ごし、どのようなことを考えたのかを知るのは、楽しく意味のあることだと思います。読書の秋、古典にも挑戦し、いにしえの世界に触れる機会を作ってみてください。
 そして、11月1日は本校の開校記念日です。開校記念日のミサは、私にとって大切な、大好きな行事です。静かな雰囲気の中で自分を見つめ、周りのこと、世界のことに思いを馳せ、心落ち着く時間を過ごすことができます。また、同じ時を共有する人達と声を合わせていきます。この、声を合わせるというのも心地よいものです。私は光塩で過ごして声を合わせる合唱がより好きになりました。中学校までクラス替えのない、一学年一クラスという環境にいた私にとって、全校で歌うミサの歌、特にハレルヤコーラスは新鮮で、ハレルヤを初めて歌ったときの感動はとても大きなものでした。後半の各パートが掛け合いをして盛り上がっていく部分は、一生懸命歌っていると互いに競い合うように、それでいてそれぞれの歌声が引き立て合っていくように感じられます。先日の練習でもすばらしい歌声を聞かせてもらいましたが、本番での歌声も楽しみです。
 合唱に触れるとき「合わせる喜び」ということを思います。光塩に勤めてから関わってきた吹奏楽や書道でも同じことを感じました。楽器は一人で演奏できるし、書道も基本的に一人で取り組むものです。でも、誰かと合わせることでまた違った魅力や楽しさが生まれます。学校生活も同じだと思います。一人でできる勉強や運動も、他の人と一緒に行うことで得られるものがあり、そこに面白さや成長のきっかけが隠れているのだと思います。
 私たちは、この光塩という場所で縁あって一緒に学んでいます。より光塩らしく言えば、「神様に呼ばれて」ここで出会い、共に学び成長する機会を与えられています。それは千年前の物語を今私たちが読むことができるのと同じように、とても不思議ですてきなことだと思います。光塩の歴史も今年で65年を迎えます。多くの人たちの「光塩での学びを伝えたい、つなげていきたい」という思いがあったからこそ、今があります。円型校舎の解体など変わっていく部分もありますが、これまで伝えられてきた大切なことは皆さんの前に変わらずにあるはずです。今、この光塩で皆さんと一緒に過ごせていることに感謝して、開校記念日を迎えたいと思います。