10月のテーマは「信頼」

【朝礼の言葉】
 秋の気配がいたるところに感じられるようになりました。
9月は体育祭から始まり、インドネシアからの留学生との交流会、部活動の試合など、慌ただしい毎日が続いたことと思います。今月は中間テストがあります。少し心を落ち着かせて、時間を上手に使いながら勉強に集中するよう努めてください。
 さて、今月の学院の目標は「信頼」です。
 私たちはいつも心の中で「人から信頼されたい」と願っています。しかし、「信頼される人になるためにはどうしたらいいか」と考えたり、そのために努力したりすることは、日々の生活の中で、なかなかできていないのが実情です。そして、私たちはいつも自分のことよりも、他者への要求が先にあり「あの人は信頼できない」「先生なんて信用しない」と言ってしまいます。しかし、そう言う前に、まず自分が信頼される人であるかどうか、自分に問いかけてみましょう。私は今日、皆さんに今月のテーマを話すにあたって、どうしたら、信頼される人になれるのか、もう一度考えてみました。それを皆さんに伝えたいと思います。
ま ず、ひとつめは、「自分の間違いを素直に認める」ことです。「間違いを正す」という行動には、謙虚・誠実・償いの気持ちが込められています。失敗は自分にとってマイナスかも知れませんが、その時の自分の行動によっては、逆に不信を信頼に変えることもできるのです。間違うことは全てが悪いということではありません。人間生きていればいくらでも間違いを犯すものです。だからこそ間違えたことを素直に謝り、認めることも必要なことです。
 2つめは、「約束はきちんと守る」ことです。たとえ小さな約束であったとしても、やぶられた側からすれば大きな傷が生まれていきます。やはり約束を破る人は信頼されにくいものです。自分が信頼されるためには約束を守ることが大切です。
 3つめは、「自分中心に考えない」ことです。自分の損得がギラギラと出てしまうような人は信頼されません。自分のことだけでなく、先輩や後輩・友達等かかわる相手のことも心から気遣い、導き、奉仕することが大切です。
 4つめは、「自分の得意分野を極める」ことです。周囲の人に対して、きちんと自分の得意分野をアピールしたり、不得手なことを伝えたりしておくなど、事前に知らせてあげることが大切だと思います。興味関心がある分野では、努力してしっかりと実力をつけ、「実力がある人だ」と、相手に認めてもらう必要があります。自分自身の得意分野を徹底的に極めることで、周囲から信頼されるようになります。
 5つめは、「愚痴や悪口を言わない」ことです。ついつい、こぼしたくなってしまう愚痴、悪口、誰かの批判。でも、度を過ぎると、信頼されなくなるので,要注意だと思います。
信頼関係は一日でできるものではなく、日々の積み重ねから生まれてくるものです。信じていた人に裏切られたり、また人を裏切ってしまったりすることもあるでしょう。その中で、許すことと許されることを繰り返しながら、ゆっくりコツコツと積み上げていく以外に信頼関係を築くことはできません。まずは客観的に自分を見つめてください。自分が発する言葉や態度の中に相手を傷つけるものがないか、振り返ってみましょう。
 最後にもう一度、今話した信頼される人になるために必要な5つのことを伝えておきます。

1.自分の間違いを素直に認める
2.約束はきちんと守る
3.自分中心に考えない
4.自分の得意分野を極める
5.愚痴や悪口を言わない

 以上の5つのことを、生徒の皆さんだけでなく、私たち教職員も含めた萩光塩の全ての人たちが守り、相手を尊敬し、誠実に生きていくことを学んでいく10月にしていきましょう。