たいがたい 11月18日(金)

 昨日までの約1か月、私たちは毎日、光塩ビスケットを焼き続けました。皆さんはどんな気持ちでビスケットづくりをしてきましたか?現代の日本にはもっとおいしいお菓子がたくさんあるのに、この素朴なビスケットを楽しみにしてくださっている方々が、萩にはたくさんいらっしゃいます。
 ところで、11月23日は勤労感謝の日です。「感謝」することの大切さを考える日であってほしいと思います。しかし、「感謝」という言葉が多用され、少し重みがなくなっていると感じることもあります。
 私の母はよく「たいがたい」という言葉を口にします。「たいがたい(耐え難い)」は山口の方言で、「ありがたい」という意味で使われます。「よーけもろうてたいがたいがー」「わざわざ来てもろうてたいがたとうあります」など、本当によく使っています。「たいがたい」は、「ありがとう」という感謝の意味だけでなく、「私のためにこんなにしてくれて申し訳ない」という気持ちを含んでいます。また、「みてる」という方言もあります。これは「ものが無くなる」という意味ですが、「別の場所に物が満ちる」という考え方からきているようです。山口の方言の中に、人とのつながりを感謝する心を感じませんか?最近は、方言を使う人が少なくなってきており、寂しさを感じています。方言を使うことをかっこ悪いと思う高校生もいます。しかし、言葉が私たちの思考回路を操っています。
 11月23日のバザーの日。私たちが作ったビスケットを「ようけ買うてもらってたいがたい」。でも全部「みてて」萩市の多くの家が光塩のビスケットで満ちるのかと思うとちょっとうれしいですね。