自分を受け入れる 1月20日

この前生徒と話していて感心したことがありました。今日はその話をしたいと思います。
 その生徒は明るく活発で人見知りもせず、何事も積極的に行うタイプの人です。そんな生徒に私は、「友達や周りの人が知らないあなたの性格を教えてください」といいました。その生徒は、「心配性なところがあります。」と答えました。私は「そんな性格をどう思いますか」と聞きました。私はたぶん「自信を持ってできるようにしていきたい」というような答えが返ってくるものと思っていました。でもその生徒は「心配性なことで良かったこともあるので、そんな自分も大切にしていきたいです。」と真剣な表情で答えました。
 意外な答えでした。一見弱気でマイナスなイメージのある「心配性」という性格を、自分にとって大切なものとして受け入れているのです。私にはその生徒が、とても大人に見えました。
 みんなだれでも自分の性格には、好きなところも嫌いなところもあると思います。でもそれを自分のものとして受け入れている人はどれくらいいるでしょう。自分の嫌いな部分ををせめて落ち込んでいる人もいると思います。私も、教師に成り立ての頃、やることがすべてうまくいかず落ち込んでいた時期がありました。そんなときに読んだ本の中に、
「相手に受け入れられないことの原因を自分に求めてしまう人がいるがそれは誤解である。受け入れられないのは、相手に受け入れる能力が無いからである。」
ということが書いてありました。つまり、自分がだめだと考えてはいけない。自分のいいところも悪いところも自分で受け入れて、人の目を気にするのではなくありのままの自分で生きていくことが大切だということです。私はこの本を読んでから気持ちがすごく楽になり、その後落ち込むこともたまにはありますが、安心感を持って生きていけるようになったと思います。
 はじめに話した生徒は、そのようなことをもうすでにわかっているのだろうと、とても感心しました。もしも、自分に自信が無くて悩んでいる人、友達の言葉で傷ついている人がいたら、この加藤諦三の「安心感」という本をぜひ読んでみてください。きっと、元気が出ると思います。