冬来たりなば 春遠からじ 2月24日

 節分、立春を過ぎたのにまだまだ寒い日々が続いています。
 最近、嬉しかった事を振り返ってみると2つあります。
 1つめは、前回お話ししたメダカのことです。春を前についに1匹になってしまったと思っていたメダカが、実はもう1匹水草の中に潜んでいて、去年の春から秋にかけて水連鉢の中で多数の子孫が繁栄しました。今も水草の中に潜ってじっと春が来るのを待っています。もう1つの嬉しかった事は、我が家のヒマラヤユキノシタの株に最近つぼみが付き、ピンク色の可憐な花がたくさん咲いたことです。ヒマラヤユキノシタは名前のとおりヒマラヤ山脈が原産の多年草でちょうど今頃、現地では積もった雪の下から花が顔を出します。私の母が好きだった花で祖母からもらった株を大切に育てていましたが、母の死と共に実家の庭から消えてしまいました。去年、光塩の校庭の片隅で見つけ、工事で消える前に分けていただいた株に花が付いたのです。生き物の命は、絶えたように見えてもこのように繋がって続いていきます。そして、厳しい冬の季節を耐え、暖かい春の訪れを待っています。
 さて、私たちの人生にも、冬や春の季節が訪れます。今、まさに冬の季節を迎えている人がいますか。もし、いたら嬉しかった事を思い出しながら前に進み、春が来るのを待ちましょう。寒い日々はまだまだ続きますが、一日一日日差しも伸び、春の花も咲き始め、暖かな春の兆しが見えてきます。