朝礼のことば 9月22日(金)

 皆さんはラジオを聞きますか?

 私は片道1時間近くかけて通勤しているので、ラジオをよく聞きます。

 私が今一番はまっている番組は、NHK第1放送で毎週月曜日の午後8時から50分間放送される『DJ日本史』です。この番組は日本の歴史のあらゆる時代・ジャンルの事件や人物を、毎回テーマを決めて取り上げます。抱腹絶倒、おまけにとても役に立つ番組です。最初は不定期でスタートしましたが、人気が出てレギュラー番組となり、今年度からは午後8時台のゴールデンタイムの座を獲得してしまいました。皆さんも『DJ日本史』を一度聞けば大ファンになり、日本史が大好きになること請け合いです。

 出演者はたったの3人で、番組の魅力を作り出しているのが松村邦洋です。彼は山口県出身の、モノマネ芸を得意とするお笑いタレントです。最近は某スポーツジムの指導で110㎏の体重を30㎏減量し、そのCMが話題となっています。

 テレビでは、体当たり芸とイジられキャラのイメージが強いですが、ラジオは、彼が実力のある芸人であることを教えてくれます。彼は、特技のモノマネを駆使して、歴史上の人物になりきり、軽妙なトークで私たちを歴史の世界へとグイグイ引き込みます。そんな彼の芸を支えるのが、歴史に関する膨大な知識と、歴史への飽くなき探究心と深い愛情です。

 そんな松村邦洋ですが、学生時代の成績は芳しいものではなく、理数系は全く苦手だったようです。しかし、小学生のころから、人を楽しませることは得意で、NHKの大河ドラマをきっかけに歴史が大好きになったそうです。彼は、子供時代からの特技や趣味を伸ばして、あの厳しい芸能界を生き抜き、独自の芸の世界を確立して活躍しています。すごいことだと思いませんか。

 学生時代、皆さんについて回るのが成績です。皆さんを評価する基準となるのは、第1に学習の達成度、それにスポーツや芸術面での技術や実績なども加わるでしょう。 

 しかし、社会に出ると、人間を評価する基準はたくさん出てきます。学生時代優秀な人が、必ずしも大人になって高い評価を得るとは限りません。むしろ、学生時代目立たなかった人が、自分のやりたいことを見つけて努力した結果、その道のプロとして高い評価を得て活躍しているというのが、自明の理です。

 皆さんは、今趣味や特技、興味や関心のある事、将来伸ばしていきたいものを持っていますか。少しでも早く、自分を光らせるものを見つけ、それを磨く努力を続けて下さい。

 皆さんが、将来その道のプロとして、ハツラツと活躍することを楽しみにしています。