朝礼のことば 10月13日(金)

 皆さんは、「闘病女子部」という言葉を聞いたことがありますか?

 私は、9月ごろ、なにげなく見ていたテレビで耳にした言葉でした。

 "闘病"とは、病気を治そうという強い意思で療養に努めることです。闘病生活という言葉を聞いたことがあるでしょう。

 「闘病女子部」は、繊維筋痛症という病気に19歳で診断された女の子が、闘病だけで人生を終らせたくない。同じ病気の人とつながりたい。という思いで、2016年4月につくった、女の子のためのセルフヘルプグループです。

 繊維筋痛症、白血病、光過敏症、膠原病、重症筋無力症、むずむず脚症候群.........全国でうつ病や難病など様々な病気で闘う"女の子" 100人以上がインターネット上で部員となり、つながりながら、女性ならではの闘病中の悩み事、困り事を共有したり、新たな視点で発信する活動です。女性らしい"かわいい"闘病グッズの発信や、恋愛や結婚など当事者同士で語り合える場をつくりながら絆を深め、病気と向き合う女の子の姿がある「闘病女子部」です。

 ネットのツイートには、

 「もう一度遊園地でバイトしたい。元気いっぱいのお姉さんしてたんだよ。」

 「トイレを気にすることなく日々過ごしたい。」

 「ヒールのある靴をはきたい」

 「陸上にうちこみたい!天気のいい日に高跳びを背面で跳んだときの空をもう1回みたい。」

 「痛みを気にせずコンサートを楽しみたい!!」

 「楽しい事がなきゃ、やってらんない。」

などの気持ちが語られています。きっと誰にも言えず、心で叫んでいた言葉だったのでしょう。1年で100人以上の部員が集まるなんて、ここで救われた心が嬉しくなります。

 だれでも大きい病気を伝えられると、ショックや絶望感でいっぱいとなると思います。

 "闘病だけが私の人生じゃない"なんて言えることに、ワクワク感を覚えました。前向きに笑顔で生活しようとしている女の子達に拍手です。

 今の皆さんは、男の子も女の子も、健康な体の人がほとんどです。あたりまえにトイレに行き、本を読み、文字を書き、運動し、食事して、歌って、走り回って、大声出して、歩いて、・・・仲間がいて、役割があり、趣味が実行できます。それが、"普通"なのでしょう。普通にできない人が、「闘病女子部」だけでも100人以上います。私たちは、できていることに感謝したいですね。

 そして、もしあなたの未来に万が一、何らかの困難がやって来たとき、病気だけではなく、辛いことがおとずれた時、他の人の"普通"と違うことになるかもしれないけれど、独りぼっちではありません。あなたらしく、"あなた流"を目指して生活して欲しいと思います。

 そして、"今"できることに一生懸命チャレンジしてください。