終業式 12月21日(木)

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 今日で、2学期を終了します。皆さんにとって2学期はどうだったでしょうか。中学生・高校生ですから、日々の学習に全力で取り組むことは当然です。そんな中でも今学期は、体育祭や開校記念ミサ、バザーや修学旅行、キャロルコンクールなど多くの行事がありました。それに加えて、インターアクトクラブの設立総会や新校舎竣工式もありました。改めて一つひとつの行事での皆さんの活躍が思い出されます。高2の皆さんは、楽しかったグアム・沖縄への修学旅行が終わり、一気に現実の世界に戻って少しがっかりしているのではないでしょうか。私たちは、これら一つひとつが、学習と同じように皆さんを向上させるものになると信じています。行事が終わればそれで終わりではなく、その時行った取り組みを、自分の成長の糧となるよう今後も継続してください。

 さて、明日から約3週間の冬休みに入りますが、私は最近の皆さんの様子を見ていて、今と昔の子どもの大きな違いは何なのかと考えてみました。よく大人は「最近の子は・・・」とか「最近の若い者は...」と苦言を呈します。それを聞くと「また始まった」と思い腹が立つでしょう。私もそうでした。しかし、今日あえて皆さんに言わせてもらいたいのは、その差が日々の生活の中であまりにも大きく目立ち、今の皆さんにとって良くないと思うからです。

 最近の傾向では、草食系という言葉が代表するように「弱くなった」という種類のものをよく耳にします。確かに最近の生徒を見ていると、問題に突き当たるとすぐにあきらめるか、又はすぐに人のせいにするケースが目立ちます。ここに欠けているのが『問題解決能力』です。私が皆さんに言おうとしているのは、小言や説教ではなく、皆さんを成長させるためには何が必要かということを伝えたいのです。問題解決力の欠如は、皆さんだけのせいではなく、少子化など現代社会が抱える様々な問題が要因になっているとも言えます。だからこそ学校では勉強だけでなく、昔はやらなかったような行事や取り組みを行っています。会社の新人研修や大学のセミナーでも問題解決力を伸ばすための講義が行われるようになったのは、こういった背景があるからだと思います。ではどうしたらよいのでしょうか?

 問題解決力とは、言葉のとおり『問題を解決する力』のことですが、そこにはトラブルを解決する力だけでなく、目標を達成するために考え行動する力という意味も含まれます。ですから問題解決力には問題の本質を見抜く分析力や調査能力、解決する方法を考える思考力、発想力、考えた結果をもとに解決するための行動力等が含まれます。問題が一人で解決できないならば、周囲への順応性や協調性も必要になってきます。したがって問題解決力を伸ばすにはこれらの力を高めることが大切で、その方法として、想像力を働かせてシミュレーションをすること、考える習慣を身につけること、知識を身につけ引き出しを多く持つこと、人とたくさんかかわることなどがあるそうです。日頃皆さんはこのようなことを意識しているでしょうか。このような力が身についていない人は、いくら勉強し良い成績をとってよい大学に行っても、トラブルにあったり、目標を達成できなかったりした時、全て人のせいにし、自分の力で問題を解決することができません。そのような人は社会に出ても人から信頼されず、一人ぼっちになってしまいます。しかし問題解決力が身につき、その能力が高くなると集団生活でのつまずきが少なくなります。問題解決力は企画力、営業力、交渉力等につながり、仕事で困難にあった時、投げ出さず粘り強く的確に解決する様子は、周りから評価され、着実に問題をクリアしていく様子は周囲からの信頼にもつながり、社会での活躍が期待できます。何か困難なことがあった時、不平不満をいつも言っている人は、人のせいにするのではなく、自分自身の解決能力がないということに気づいて下さい。先生方は皆さんの成長のためにしっかり話を聞き、時には優しく、時には厳しい声かけをします。しかし何もかも親や先生に頼るのではなく、今の自分を振り返り、自分の力を伸ばす努力をしてみてください。この話を聞いて「私は大丈夫!」と思っている人ほど問題解決力が欠けている人かもしれません。平成30年という新しい年を迎える前に、今年の反省をしっかり行い、1月9日の始業式には、新しい誓いを胸に秘めて登校してきてください。楽しみにしています。