朝礼のことば 2月2日(金)

 明日は節分です。節分とは季節の分かれ目の意味で、立春の前日にあたります。暦の上では春を迎えることになりますが、まだまだ寒い日が続きます。風邪をひかないように気をつけて学習や部活動に励んでいきましょう。

 さて、高3の皆さんは卒業試験の真っ最中です。試験勉強を途中であきらめたり、投げ出したりせず、最後までしっかり向き合ってください。これが終わると別れの時も近づいてきます。高3・中3の皆さんは、卒業そして次に来る新しい生活のために、よりよい準備の期間として今月を過ごしていきましょう。

 今月の学院のテーマは「愛」です。皆さんは「愛」についてどのように理解し、解釈していますか。中学生・高校生の皆さんにとっては、愛=恋愛をイメージするかもしれませんが、愛とはただそれだけではありません。今月のテーマである「愛」について理解することは、簡単なようで、実は最も難しいことだと思います。正直私も皆さんにこのテーマを伝えるにあたって毎年悩んでいます。2年生、3年生の人は覚えているでしょうか?2年前は『コルベ神父様』の話を、そして昨年は『良きサマリア人』の話をして、愛について説明しました。このような話しから2月のテーマである『愛』について、少しは理解できたでしょうか?そして実行できているでしょうか?1年生は、『コルベ神父様』や『良きサマリア人』の話しを宗教の時間などで聞いてみてください。

 本校はミッションスクールです。聖書の中に「愛」について何と書いてあるか調べてみました。そこには、私たちは友のために命を惜しまず尽くしていくこと、困っている人を見て、言葉や口先だけでなく行いをもって誠実にかかわること、ねたまず・高ぶらず・誇らないこと、自分の利益だけを求めないことなどと書かれていました。

 私なりの解釈としては、「愛」とは、相手を大切に思い・大事にすること、分かち合うこと、自分の物・時間などを人のために使うこと、自慢しないこと、他人を悪く言わないこと、自分より他者の必要性を優先させること、などだと思います。そして愛とは、毎日の生活の中で、私たち一人ひとりが、小さなできごとひとつひとつに対して、どのように向き合い、どのように行動していくのかが問われているのだと思います。

 どんなにかっこいい彼氏やどんなにかわいい彼女がいても、その人に対して優しいだけでは、愛があるとは言えません。なぜなら、好きな人に優しくすることは、当たり前で、誰でもできることで、その人に自分を好きになって欲しいという見返りを求めているからです。ただの友だちやさらには自分とは合わない人に対してでも自分の力を尽くしたり、自分を犠牲にしたりして、その人達を守ることができなければ「愛がある」とは言えません。自分が輝くことよりも周りを輝かせることができる人が本当の「愛」がある人だと思います。私自身もそのような人になれるよう、努力していかなければいけません。

 私たち一人ひとりが、他者のためにできることは違います。悩んでいる友達に声かけをすること、間違った行為に対してははっきり意見を言うこと、ボランティア活動に参加することなど、「愛」の表現方法もたくさんあります。

 今月は、自分らしい「愛」の形を見つけ、それを言葉にしながら、「自分の周りに喜びと光をまく」生き方を探っていく月にしていきましょう。