12/21(金) 2学期終業式

 今日で2学期が終わりました。

 今学期もたくさんの行事を終え、明日から冬休みです。インフルエンザも流行りだしていますが、元気に過ごしてもらいたいです。

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 今日で、2学期を終了します。そして今年も残りわずかとなりました。皆さんにとってはどんな2学期で、どんな1年だったでしょうか。今学期、この一年を各自でしっかり振り返ってみてください。

 さて、今日は終業式です。本来ならば校長の話として今学期を総括し、皆さんを誉め、励まし来学期の課題を伝えなければいけないところですが、今日はそれができません。

 実は私は10月の終わりから先週まで宇部市の大学病院に入院していました。手や足の末梢神経に障害が出る病気ということで検査・治療していた関係で、今はまだ長い時間立っていることができません。今日はいつもより短い話で終わりたいと思います。

 今日私が皆さんに伝えたいことは、ひとつだけです。それは皆さんに今の幸せ、充実感、そして私たちがいかに恵まれた毎日を過ごしているかを、もっとちゃんと理解し、感謝して欲しいということです。さっき言ったように私は50日間入院していました。その間いろいろなことを考え、気づかされました。私は、足に力が入らず、思うように動かないだけで、それ以外に特に悪い所もなかったので、病院では時間を持て余し、普段考えることのないことを考え、気づくことができました。実際に自分が苦しい体験をして初めて理解できたことがたくさんありました。でも皆さんには少しでも早く気づいて欲しいので、これから話すことを想像してみてください。「もし自分がそうなったら」と少しだけ考えてみてください。そうすれば今いかに恵まれているかということに気づくことができると思います。

 病院に入院すると、与えられるスペースは病室のベッドの上だけです。許可がなければ病院から出ることもできません。朝は6時に起き、夜は9時半になれば部屋の明かりが消え、消灯となります。一日のほとんどをベッドの上だけで過ごします。自由に遊ぶことはできません。家族にも友達にもなかなか会えません。LINEなどは使えますが、携帯で話すこともできません。テレビはイヤホンを使わないと見ることはできません。食事も管理されます。点滴で繋がれ、5時間以上もベッドで寝ているだけの時もあります。車椅子生活の時は、トイレに行くのも助けがないと行くことができません。隣のベッドでは、重病の患者さんが「痛い」「苦しい」と訴えています。こんな生活が50日続きます。さあ、皆さんは今の環境よりそんな場所に行って過ごしたいと思いますか。

 私はたった50日でしたが、この生活が本当に苦しく辛い日々でした。退院できた日の解放感は忘れられません。しかし家に帰りたくても帰れない患者さんはたくさんいます。その人達に比べたら私は何て幸せなんだと思います。

 日々の生活に不満ばかりを持つのではなく、今の自分がいかに恵まれ、守られ、幸せでいるかということに一日も早く気づいてください。そうすればきっと毎日が楽しく、クラスの仲間も大切に思えるはずです。

 皆さんが、新しい年2019年をそんな気持ちで迎えてくれることを願っています。