1/8(水) 始業式

 おはようございます。そして、あけましておめでとうございます。

 今年のお正月も昨年以上に穏やかな天気に恵まれ、気持ちの良い新年のスタートをきることができました。皆さんはどんなお正月を過ごしたでしょうか。そしてどんな誓いをたてたでしょうか。

 私は、1月2日に成人式に出席し、新成人の門出をお祝いしました。昨年は、長期入院明けで成人式を欠席したため2年ぶりの参加となり、また今年度から新しい企画も始まったため、少し新鮮な気持ちになりました。さらに中学生・高校生として在学していた頃、担任の先生方を悩ませた生徒たちの立派に成長した姿を見ることができ、とてもうれしい気持ちにもなることができました。ここにいる皆さんもそう遠くない話です。2年後、3年後...そして7年後、皆さんが20歳になるのかと思うととても楽しみです。立派な大人になるために今日からまた日々精進していきましょう。

 さて皆さん、2学期の終業式で私が話したことを覚えていますか。2学期の終業式では、私が読んだ『クリスマスセーター』という本を紹介し、この本の作者が伝えたいメッセージとして3つのことを話しました。1つは『幸せになるか、みじめな生き方をするか、それは自分で選ぶもの』、2つめは『人の思いを理解できる人になって欲しい』、3つめは『本当に大切なものはすぐそばにある』ということでした。今日は、3学期という一年の締めくくりの学期を始めるにあたって、皆さんに2つめの『人の思いを理解できる人になって欲しい』ということについて、もう少し話しておきたいと思います。もう一度、本の内容を思い出してみましょう。主人公の少年が、クリスマスプレゼントにどうしても欲しかった自転車がもらえず、代わりにもらったのは手編みのセーターでした。納得できなかった少年は腹いせにセーターを粗末に扱い、さらにおじいちゃんの家から「帰る」とわがままを言ったせいで大切なお母さんを交通事故で亡くしてしまった。大切なものを失うことになった原因は自分がお母さんの気持ちを分かろうとしなかったことにあったわけです。息子がどんなに自転車を欲しがっているか分かっていても買ってやることが出来ないお母さんの辛い気持ちを、お母さんの立場に立って理解すること。これが「人の思いに共感する」ということであり、「共感できる人間になって欲しい」とこの本の作者が読者に対して一番大事にしているメッセージなのです。今年度、クラスや部活動の中でトラブルもあったことでしょう。だからこそ3学期が始まるにあたって、皆さんがどれだけ「人に共感する」ことができるか、初めに投げかけておきたいと思います。

 毎日の生活の中では、うれしいこと、楽しいこと、つらいこと、嫌なこといろいろあります。その中で他者とどれだけさまざまな思いを共感し合い、共有し合うことができるか。これによって皆さんの日々の生活が充実したものになるかどうかが決まってくるのではないでしょうか。学校生活の中で、クラスの中で、どのくらい他の人たちと共感していけるか是非チャレンジしてみてください。皆さんには、人の思いに共感することができる人間、他の人との問題意識を共有し、ともに歩んでいくことができる人間になって欲しいと思っています。

 最後に、今の学年をしっかり締めくくるため年度当初に学年で示された目標を思い出すと共に

 中3・高3の皆さんは : 間近に迎える入試、あるいはもう少し先の卒業後の歩みについて
 中2・高2の皆さんは : 最高学年に向けての準備を
 中1・高1の皆さんは : 入学後に学んだことを振り返りながら

 1年間のまとめをしてください。今年も皆さんにとって良い一年になることを願っています。

h-20200108-2.jpg h-20200108-1.jpg