2/7(金) 朝礼のことば

 立春が過ぎ、暦の上では春を迎えたことになりましたが、まだまだ寒い日が続きます。

 高校3年生の卒業試験も昨日で終わり、別れの時が近づいてきました。2月は中3・高3の皆さんにとって、それぞれの総仕上げと次に来る新しい生活への準備の期間です。そして、今の仲間と過ごす最後の時間です。自分の中学・高校生活をしっかり振り返り、この1カ月を大切に過ごしてください。

 また、昨日から台湾の留学生が来ています。充実した時間を過ごせているでしょうか。人見知りしてしまう。英語が苦手だから話しかけられないなど、いろいろ考えてしまう人もいるでしょうが、交流の時間は限られています。今日一日、必ず一度は自分から話しかけ、交流するよう努めてください。

 さて、今月の学院のテーマは「愛」です。皆さんは「愛」についてどのように理解していますか。また「愛」とは、どう表現し行動すればよいのでしょうか。中学生・高校生の皆さんにとって、愛と言えば「恋愛」をイメージするかもしれませんが、本当の愛とはそうではありません。本校はミッションスクールとしてカトリックの教えを大事にしています。先日も生利先生から今月の聖書の言葉について説明がありました。もう一度そのことを思い出してください。聖書の中には「愛」とは、友のために尽くしていくこと、困っている人を見て、言葉や口先だけでなく行いをもって誠実にかかわること、自分の利益だけを求めないこと、ねたまず・高ぶらず・誇らないこと、そして偽りがあってはならないことなどが述べられています。

 このように聞くと、「愛」を実行することは大変難しそうですが、決してそうではありません。私たちは、自分の好きな相手に対してはいつも自然に、相手のことを思い・大事にすることができています。しかし自分と合わない相手に対してはどうでしょうか。私は、自分と合わない人とどう接し、どうかかわるかを意識しさえすれば「愛」のある行動の大きな一歩を踏み出すことができると思います。例えば、自分の周りで嫌なことがあっても、周囲の人に対して怒りや憎しみをぶつけず、怒りがこみあげてきても人の悪口を言ったり罵ったりしないことです。是非、自分と合わない相手こそ大切にしようと心がけてください。そして出来れば、優しさや微笑をいつも絶やさないようにしてください。周囲に対する「ほんの少しの思いやり」を持つだけでも立派な愛が実行できるのではないでしょうか。

 ストレスの多い現代社会の中では、「ほんの少しの思いやり」を表現し社会全体に浸透させることこそ、もっとも重要で大切なことだと思います。今月から優しさと微笑みの絶えない「愛」のある学校にみんなでしていきましょう。